CRI online 2022年8月29日(月) 18時20分
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シロイヌナズナと稲の種を載せた実験ユニットは既に実験モジュール「問天」のバイオ技術実験ボックス内の一般培養ブロックに取り付けられ、現在、植物は発芽を終えて成長中です。
中国科学院は29日、有人宇宙飛行プロジェクトの宇宙での応用ミッションの段階的な進捗状況を発表しました。これによりますと、現在、各実験機器は良好な状態で、安定して稼動しているということです。シロイヌナズナと稲の種を載せた実験ユニットは既に実験モジュール「問天」のバイオ技術実験ボックス内の一般培養ブロックに取り付けられ、現在、植物は発芽を終えて成長中です。
7月24日に海南省の文昌ロケット発射場から打ち上げられた「問天」は、中国宇宙ステーションの2番目のモジュールで、初の科学実験用キャビンでもあります。地上プログラムからの指令で、同月29日から軌道上での植物培養実験が始まっており、現在はシロイヌナズナと稲の種は既に発芽しています。シロイヌナズナの苗はすでに4枚の葉を出しており、高稈(こうかん)稲の苗はすでに約30センチ、短稈(たんかん)稲は5~6センチにまで伸び、成長状態は良好です。
今回の植物培養実験の目標は、宇宙における稲の、種子から発芽、出穂、登熟を経て籾になるまでの種子の全ライフサイクルの培養研究を完成し、宇宙空間という環境要素を利用して植物の開花をコントロールすることで、限られた閉鎖空間における植物生産効率の最大化につながる方法を探し出し、人類の長期宇宙探査における食糧を保障する問題に照準を合わせています。(提供/CRI)
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2022/8/29
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