ジェイ・チョウの楽曲、中国の教科書に?世間から反発の声、有識者は支持―中国

Record China    2014年6月22日(日) 17時40分

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20日、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウの楽曲「蝸牛(かたつむり)」が小学校の教科書に収録されることに、世間からは反発の声が上がっている。写真はジェイ・チョウ。

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2014年6月20日、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウ(周杰倫)の楽曲「蝸牛(かたつむり)」が小学校の教科書に収録されることに、世間からは反発の声が上がっている。東方早報が伝えた。

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中国教育部の傘下にある語文出版社がこのほど、小学3年生の国語の教科書にジェイ・チョウの楽曲「蝸牛」の収録を検討していることを明らかに。これに対し、保護者や学校関係者、世間から「教育の娯楽化」「軽薄化」を懸念する声が上がっている。

この問題について、有識者らが次々に語文出版社への支持を表明している。上海京劇院の孫重亮(スン・ジョンリアン)元院長は、「非常に美しい歌詞。新しさも感じられる」「今の世論は非常に極端だ。子供を倉庫にしまっておくような教育は憎むべきこと」とコメント。上海実験小学校の楊栄(ヤン・ロン)校長は、「この歌は向上の精神を示す。歌を説明して教育に生かすことこそが教師の仕事だ」としている。

語文出版社の王旭明(ワン・シューミン)社長も、世間の反発に対して文章で意見を発表。大卒の学歴を持たないジェイが、自身の才能と努力でトップアーティストに上りつめたという偉業をたたえ、さらに「彼の楽曲には文化的価値があり、美しい言葉が多い」とコメント。教科書に収録することについては、「拍手して称賛すべきことだ」としている。

なお、ジェイ・チョウの楽曲はこれまでにも「青花瓷」「七里香」などが、中国や台湾で入学試験に使用され話題になっている。(翻訳・編集/Mathilda

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