中国物流購買連合会と国家統計局が31日に発表した8月の購買担当者景気指数（PMI）では、製造業のPMIが前月よりやや上昇しました。企業生産の安定は維持され、消費材製造業の比較的急速な成長も続いていることも明らかになりました。

8月の製造業のPMIは前月比0．4ポイント上昇の49．4で、経済は緩やかに安定して推移する傾向を見せています。業種別では、旧暦8月15日の中秋節（2022年は9月10日）が近づくなどの要因によって、農産品や食品、酒類、飲料、茶葉加工などの業界は、供給と需要の指数がいずれも55％を上回るなど、景気が比較的良好な状態です。企業規模別では、大規模・中規模企業のPMIは50以上でしたが、小規模企業の景気レベルは下がり続けており、生産と経営に対する重圧が比較的大きい状態です。

中国物流購買連合会の蔡進副会長は、中国経済は今も回復と成長の状況にあると述べる一方で、需要を反映する新規注文の指数が50を下回ったことから、回復成長の基盤をより強固なものにする必要があると指摘しました。（提供/CRI）