地震被害が発生した四川省甘孜（カンゼ）チベット族自治州では6日午後5時から、一部地域が雨に見舞われました。そのため、カンゼ州と雅安市で1万657人が緊急避難しました。

カンゼ州の大部分では6日午後5時から翌日7日午前7時半まで、小雨が降り続きました。しかし同州理塘、巴塘、雅江の3県の大部分と康定市の一部、新龍、白玉の2県の一部では大雨になりました。雨量がもっとも多かったのはカンゼ州理塘県格聶（グニエ）鎮のラマ埡村で、降雨量は27．3ミリに達しました。

大雨による地質災害を警戒して、雅安市とカンゼ州で延べ計60件の避難活動が行われ、3578世帯1万657人が安全な場所に移りました。うち雅安市では3301世帯9395人、カンゼ州では277世帯1262人が避難しました。計17県（市、区）に分布する危険とされる場所193カ所の住民が、避難の対象になりました。（提供/CRI）