<中華ボイス>映画を通し日中友好に貢献した日本人、110年経ってもその大志は継承される―映画祭関係者

Record China    2014年6月24日(火) 23時2分

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22日、上海国際映画祭が無事閉幕。映画での日中交流に関連して、上海国際映画祭の中国人関係者は、国際的な映画人として知られた川喜多長政氏に関するエピソードを紹介した。写真は川喜多長政氏生誕100周年の2003年に東宝東和が出版した小冊子。

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2014年6月22日、上海国際映画祭が無事閉幕。同映画祭では、日本映画週間と題したイベントが催され、話題の日本映画11作品が上映された。日中関係の低迷により両国の交流が激減しており、そんな中で両国が映画を通して交流することは実に大きな意義を持っている。映画での日中交流に関連して、上海国際映画祭の中国人関係者は、国際的な映画人として知られた川喜多長政氏に関するエピソードを紹介した。

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上海国際映画祭の関係者は、「川喜多長政氏生誕100周年の2003年に東宝東和が出版した小冊子の中には『この小冊子は、もし上海を訪れることがあれば、ぜひ鞄(かばん)に入れて、創立者ゆかりの地を訪ねていただきたい』との一文がある。その10年後、川喜多記念映画文化財団の関係者が小冊子を手に上海に訪れ、川喜多氏が代表者を務めた映画配給会社・中華電影が看板を掛けていたハミルトン・ハウス(Hamilton House)に足を運んだ。もちろん、今後さらに多くの日本映画が中国に渡り、日中友好の懸け橋にという願いを胸に秘めて」と紹介した。(翻訳・編集/内山)

川喜多長政氏は、1928年に東和商事(現東宝東和)を設立し、竹内かしこ夫人と共に世界中の映画を買い付けた。日中合作映画の制作や配給の実績があり、中国語が堪能だった川喜多氏は、1939年に日本軍支配地域の映画配給会社の日本側代表を任されたが、政府の圧力に屈することなく、映画を通し日中友好に貢献した。

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