2014年6月23日、サッカー・ワールドカップ（W杯）ブラジル大会で韓国はアルジェリアと対戦し、2−4と惨敗を喫した。

【その他の写真】

前半だけで3ゴールを奪われるなど、序盤からアルジェリアにペースを握られた。後半5分には孫興民（ソン・フンミン）、27分には具滋哲（ク・ジャチョル）がそれぞれ1点を返すも、反撃は及ばなかった。

この結果、韓国は勝ち点1、得失点−2でH組の最下位となり、決勝トーナメント進出に向けてわずかな望みをかけることになった。

韓国ではアルジェリア戦は先日のロシア戦以上に大きな盛り上がりを見せた。ソウルの光化門広場には早朝4時にもかかわらず、一足早く夏休みに入った大学生を中心に4万人以上の市民が集まった。

ツイッターも盛り上がり、ロシア戦と比較すると32％もつぶやきが増えた。中でも、ゴールを決めた孫興民、4点ものゴールを決められたゴールキーパーの鄭成龍（チョン・ソンリョン）の名前が多く挙がった。

「ソン・フンミン、希望をありがとう。君のゴールのおかげで韓国の攻撃が生き返ったよ」

「フンミンのプレーは日照りに降り注ぐ雨のようだった」

「ソン・フンミンが1人で突破していった時は本当に鳥肌が立った。でも後ろに誰もついてきてなかったね…」

「フンミンがいるから望みがある。いや、チョン・ソンリョンがいる以上望みはないのか？」

「（フンミン）年も若いのに本当にお疲れさま。朴主永（パク・ジュヨン）やチョン・ソンリョンを起用する『人脈サッカー』をした洪明甫（ホン・ミョンボ）監督はアウト！本当にがっかりだ」

また、今後の可能性についてのコメントもみられた。

「望みは捨てたくないけど、これまでの力だと16強進出の確率は1％もないと思う」

「どうしたら勝ち進めるかいろいろ考えるのは分かるけど、弱いって言われてるアルジェリアにも負けたのに、ベルギーに勝てると思う？」

しかし、すでにあきらめた人もいるようだ。

「1引き分け2敗を予想してたんだけど、当たるかも…」

「スペイン、イングランド、韓国がグループリーグ敗退。こう考えたら慰めになる（笑）」

「W杯が終わったらするべきこと:外国人の監督を選任」（翻訳・編集/まつ・むら）