中国のドラマやゲームが東南アジアでブームに、背景にあるのは―香港メディア

Record China    2022年9月20日(火) 7時0分

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中国の文化やエンターテインメントのアジア地域への輸出が加速している。写真はハノイ。

2022年9月17日、参考消息は中国の文化やエンターテインメントのアジア各地への輸出が加速しているとする香港メディアの報道を伝えた。

記事は、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの15日付報道を引用。「アジア各地で、中国の文化やエンタメの輸出コンテンツがますます喜ばれている」とし、ベトナムでは「西遊記」「還珠格格」「上海灘」など中国の映像作品が大量のファンを獲得していると伝えた。

そして、ホーチミン・シティ社会・人文大学サイゴン国際問題研究センターの専門家も「ベトナムでは中国から廉価なゲームを購入するブームが長い期間続いている。ベトナムのゲーム産業が十分に発展していないことが、中国製ゲームの輸入が旺盛である原因の一つだ」と語ったことを紹介している。

中国の文化、エンタメコンテンツの輸出増には経済的な背景に加えて、中国政府がソフトパワー分野の攻勢を仕掛けてアジア地域での影響力拡大を狙っているという背景もあると指摘。中国政府が今年7月に「対外文化貿易の質の高い発展を推進することに関する意見」を出し、地域的な包括的経済連携(RCEP)を通じて日本、韓国、東南アジアの既存市場での優位性をさらに固めるとともに、その他の周辺国市場への積極的な開拓を政策として掲げたことを伝えた。

また、マレーシアの世論調査センター関係者が、現地には中国語が分かる人が人口の約25%おり、中国のゲームやテレビ番組、そしてTikTokといった中国製アプリを好んで利用していると語ったほか、シンガポールの市民からも「この5年で、中国の映像作品における人物像や特殊効果技術が大いに進歩した。妻も中国の俳優に好感を抱いており、毎晩1時間半は中国ドラマを見ている」との声が聞かれたとしている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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