2014年6月23日、中国科学技術部によると、中国人民解放軍国防科技大学が開発し、国家スパコン広州センターが持つスパコン「天河2号」が同日、世界のスパコン性能ランキング「TOP500」で1位になり、3連覇を実現した。天河シリーズのスパコンが世界一に輝くのはこれが4回目だ。人民日報海外版が伝えた。

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天河2号は同センターで稼働開始しており、約120社に約300種の応用計算を提供している。また、ユーザー向けにスパコン応用技術を持つ人材を育成している。

天河2号の1時間の計算量は、13億人がパソコンを1000年使用した場合の量に相当する。天河2号の高い計算能力により、国産大型旅客機C919は高精度流動場空気力学計算を実施した。中国科学院上海薬物研究所は75万個の小分子化合物の結合親和力の評価を実施し、約600種の薬物の体内外における活性試験・評価を完了した。天河2号は広州市電子政務データ管理システム、クラウドストレージシステムなどで使用が可能で、スマート都市建設に向け高効率かつ信頼性の高いプラットフォームを提供した。（提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤）