6月24日から9月26日にかけて劇場公開された人気俳優チュー・イーロン（朱一龍）主演の映画「人生大事」。17億1200万元（約345億円）の興行成績で、中国映画史上の第25位、夏休み映画の第9位に浮上し、話題を集めている。

リウ・ジアンジアン（劉江江）がメガホンを握り、チュー・イーロンとヤン・エンヨウ（楊恩又）が共演した「人生大事」は、刑務所を出所した納棺師の三哥（チュー・イーロン）が、祖母と死別して孤児になった武小文（ヤン・エンヨウ）と出会い、涙あり笑いありの一連の出来事を共にしていくうちに、仕事と生活に対する態度を見つめ直すヒューマンドラマだ。

「泣ける！」「良かった！」の感情をかき立てるストーリー展開に、思慮がなくガサツな三哥と、見た目の強気で心細さを隠す武小文の光った演技が好評を博し、家庭をテーマにする文芸映画の興収記録達成など、六つのタイトルを獲得したとみられている。

映画は米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国でも劇場公開され、「人生の難題」に挑む主人公らの真摯（しんし）な姿を観客に届けている。（編集/RR）