CRI online 2022年9月30日(金) 15時20分
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中国外交部の汪文斌報道官は、「中国はグローバル発展イニシアティブを積極的に推進し、食料のロスと廃棄の削減に向け国際協力を展開し、世界の食料安全保障を共に維持すことを望んでいる」と表明しました。
29日は国連の定める「食料のロスと廃棄に関する啓発の国際デー」です。中国外交部の汪文斌報道官は同日の定例記者会見で関連質問に答えて、「中国は各方面と関連する経験を分かち合い、グローバル発展イニシアティブ(GDI)を積極的に推進し、食料のロスと廃棄の削減に向け国際協力を展開し、世界の食料安全保障を共に維持すことを望んでいる」と表明しました。
汪報道官は「中国政府は一貫して食の確保を国政運営の最重要課題に位置付けており、食料のロスと廃棄の削減を、食料の安全保障を実現する上での重要な道筋にしている」と説明した上で、中国は食料のロスと廃棄の削減に関する国際協力を積極的に推進し、昨年9月には同テーマによる国際大会を、50余りの国と国際機関が参加するなどで成功させ、『国際食料ロス・廃棄削減カンファレンス済南イニシアティブ』を発表することで、国際的な共通認識を力強くとりまとめたと紹介しました。また、「中国はグローバル発展イニシアティブを提起し、食料の安全保障を8大重点協力分野の一つに位置づけ、各方面と共に関連の実務協力と措置を推進している。中国は主要20カ国・地域(G20)に国際食料安全保障協力イニシアティブを提出し、当面の世界食料安全保障問題に対応するための中国の対策案を打ち出している」と述べました。
さらに、「食料のロスと廃棄の削減は、国際社会が直面する共同の責務であり、世界各国が手を携えて協力する必要がある」と論じ、一部の先進国が食料のロスと廃棄について消極的であることに遺憾の意を示しました。その上で、「先進国が果たすべき国際的義務を着実に履行し、食料のロスや廃棄の削減で『足し算』を行い、食料の浪費で『引き算』を行い、国連の持続可能な開発のための2030アジェンダおよび飢餓や貧困を終わらせる目標の実現のために、共に力を尽くすよう改めて促す」と述べました。(提供/CRI)
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