サムスン、半導体販売世界1位を台湾TSMCに明け渡す?=韓国ネット「文政権のサムスン弾圧のせい」

Record Korea    2022年10月11日(火) 17時0分

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10日、韓国・朝鮮ビズは「サムスン電子が7~9月期の半導体売上高で世界一の座を台湾TSMCに明け渡したとみられる」と伝えた。資料写真。

2022年10月10日、韓国・朝鮮ビズは「サムスン電子が今年7~9月期の半導体売上高で世界一の座を台湾TSMCに明け渡したとみられる」と伝えた。

TSMCの発表によると、今年7~9月期の売上高は前年同期比48%増加の6130億台湾ドル(約2兆8121億円)と集計された。一方、業界が推計する同期のサムスン電子DS部門売上高は24兆~25兆ウォン台(約2兆4000億~2兆5000億円)、営業利益は6兆ウォン台となっている。今年4~6月期の営業利益は9兆9800億ウォンと集計されており、30%以上急減したことになるという。

1987年設立のTSMCは、これまでファウンドリ(半導体委託製造)だけに集中し、米アップル、クアルコム、NVIDIA、インテルなどと取り引きしている。市場調査会社のオムディアは、グローバルファウンドリ市場について今年の986億ドルから2025年には1456億ドルに、年平均13.4%成長するとの見通しを示しているという。

一方、サムスン電子の半導体事業は、営業利益の90%以上がメモリ部門で発生しているため、経済状況など業況による業績の変動幅が大きいという。メモリ半導体が好況だった昨年はインテルを抜いて世界のトップに立ったが、景気停滞などの影響で急激に業況が悪化しTSMCに逆転を許したと、記事は説明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が5年間、サムスンの発展を邪魔してきたんだから、当然の結果だ」「ファウンドリ分野の成長もあるだろうけど、サムスンの足を引っ張ってきた文在寅政権の責任も無視できない」「文前大統領が李在鎔(イ・ジェヨン)副会長を監獄に閉じ込めたせいだ」「指導者の役割というのはそれほど大きいものだ。オーナーは投資と技術開発に集中し、国の指導者は企業環境を改善する。5年間も李副会長を刑務所に入れていたのだから、こうなるのも当然の話だ」「文前大統領の狙いどおりになったな」など、「文政権がサムスンを弾圧したせい」だとのコメントが殺到している。

その他「こんな危機的状況なのに、よりによって大統領が尹錫悦(ユン・ソンニョル)さんとは」「大統領が変わったらこの有りさま。尹大統領が国を崩壊させる」「日本のソニーと同じく、サムスン電子も既に競争力を失った企業だ。過剰投資により未来は暗い」などの声も上がっている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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