2014年6月25日、中国でミネラルウォーターのCM出演辞退が報じられた韓国の俳優キム・スヒョンだが、所属事務所が契約を続行することを明らかにした。韓国のネット上でバッシングを浴びている。新浪が伝えた。

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中国で大ヒットした韓国ドラマ「星から来たあなた」の影響で、主演コンビのキム・スヒョンとチョン・ジヒョンが人気沸騰。中国の不動産大手・恒大グループはこのほど、展開するミネラルウォーター事業のイメージキャラクターとして2人の起用を発表した。ところが、水源地の表記をめぐり韓国で批判が噴出し、2人の所属事務所は契約を打ち切る意向を明らかにしていた。しかし25日、キム・スヒョンが所属するKeyeast社が「契約は続行する」と表明。理由については恒大グループの水源地表記について、「政治的な意図はないため」としている。

水源地に書かれた中国名の「長白山」は、中国と北朝鮮の国境に位置し、朝鮮半島では「白頭山」と呼ばれる。韓国では「神の山」としてナショナリズムの象徴となり、実効支配の領土地域から外れているにもかかわらず、一般社会の関心は非常に高い。また、今回は中国が推進する歴史研究プロジェクト「東北工程」 にも関わる問題として、韓国での報道は過熱している。

今回の契約解除によって発生する違約金は100億ウォン（約10億円）とも言われる。このためKeyeast社の発表に対し、韓国のネットユーザーからは「100億ウォンに負けて愛国心も売るのか？」とバッシングが飛び出している。（翻訳・編集/Mathilda）