中国商務部サービス貿易・商貿サービス業司の責任者はこのほど、2022年1-8月の中国サービス貿易の発展状況を説明した。それによると、同期のサービス貿易は引き続き安定的に成長した。サービス輸出入総額は前年同期比20．4％増の3兆9375億6000万元（約78兆7512億円）だった。このうち輸出額は23．1％増の1兆9082億4000万元、輸入額は17．9％増の2兆293億2000万元だった。輸出額成長率が輸入額成長率を5．2ポイント上回り、サービス貿易の赤字が29．5％減少して1210億8000万元になった。8月のサービス輸出入総額は同17．6％増の5437億9000万元だった。同期のサービス貿易には主に次の2つの特徴が見られた。

（1）知識集約型サービス貿易が安定的に増加した。1-8月の知識集約型サービス輸出入額は同11．4％増の1兆6432億7000万元だった。そのうち輸出額は15．7％増の9297億9000万元となり、輸出額が急増した分野には24％増の知的財産権使用料、18．4％増の電気通信・コンピューター・情報サービスがある。輸入額は同6．2％増の7134億8000万元で、輸入額が急増した分野は64．4％増の保険サービスだった。

（2）旅行サービスの輸出入が増加傾向を保った。1-8月の旅行サービス輸出入額は同7．1％増の5426億6000万元だった。旅行サービスを除いた同期のサービス輸出入額は同22．8％増加し、うち輸出額は24．5％増、輸入額は20．8％増となった。19年同期と比較すると、サービス輸出入額は51．9％増加し、そのうち輸出額は67．8％増、輸入額は36．1％増となった。（提供/人民網日本語版・編集/KS）