国連のグテーレス事務総長はこのほど、アフリカ諸国の気候変動対策への協力を国際社会に呼びかけ、「気候変動による被害や破壊に対し、有効な行動を取らなければならない。気候変動は多くの国、特にアフリカ諸国にとって生存にかかわる問題だ」と強調しました。

これを受けて、中国外交部の毛寧報道官は13日の定例記者会見で、「中国は、アフリカの気候変動対策を一貫して支持し、密接に関与している。昨年末の中国・アフリカ協力フォーラム第8回閣僚級会議で採択された『中国・アフリカ気候変動対策協力宣言』は、新時代の中国・アフリカ気候変動対策における戦略的・協力的パートナーシップの構築を打ち出し、グリーン発展プロジェクトを『中国・アフリカ協力2035年ビジョン』の初の3カ年計画に組み入れた。また、中国は先月、『グローバル発展イニシアチブの友グループ』の閣僚級会議を開催し、『グローバルクリーンエネルギーパートナーシップ』の推進を提案した。第1弾のプロジェクトには、アフリカ19カ国における気候変動とグリーン発展に関する協力が含まれている」と説明しました。

毛報道官はさらに、「中国は、アフリカ諸国の気候変動対策を誠実に支援するだけでなく、世界的な気候変動への対応においても約束を守り、実務的な行動をとっている。中国国内でも、低炭素化とグリーントランスフォーメーションを積極的に推進し、ダブルカーボン目標の実現に力を入れている。また、気候変動に関する多国間の枠組みに建設的に参加し、パリ協定の合意と実施を推進するために歴史的な貢献をしてきた」と述べました。（提供/CRI）