<サッカー>18歳の中国人選手が、夢に見たバルサ本拠地で初ゴール―中国メディア

Record China    2022年10月20日(木) 20時0分

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19日、網易は、5年後に欧州トップリーグでのプレーを目指してスペインで武者修行をしている、中国の18歳のサッカー選手を紹介する記事を掲載した。

2022年10月19日、中国のポータルサイト網易は、5年後に欧州トップリーグでのプレーを目指してスペインで武者修行をしている、中国の18歳のサッカー選手を紹介する記事を掲載した。

10月1日にバルセロナで行われたスペインのユースリーグ戦、バルセロナU19―サバデルU19戦に先発出場したサバデルの何小珂(ハー・シアオカー)が前半33分に先制ゴールを奪った。

普段はゴールを決めるとクリスチアーノ・ロナウドを真似たポーズを取る何だが、バルサの本拠地であるカンプ・ノウで中国人初となるゴールを決めた直後、ぼうぜんとしていた。試合後の本人いわく「頭の中が真っ白になった」とのことだ。

昨年7月からサバデルに移籍したものの、当時17歳だった何は現地リーグの年齢規定によりすぐにはデビューできず、デビュー戦は18歳の誕生日を迎える昨季途中の3月まで待たされた。そしてデビュー戦でいきなりゴールを決めると、加入後の11試合中で7試合に先発し、2ゴールを挙げる活躍を見せた。そして、9月から始まった今季は初戦こそ出番がなかったものの、2戦目は後半から出場して相手にプレッシャーを与える活躍を見せた。そして3戦目は先発出場し、4戦目となったバルサ戦の先発も勝ち取った。

この日の試合は結局バルサが2-1で逆転勝ちを収めた。何は両クラブの差を痛切に感じたようで「バルサはメンタルが強かった。リードされても慌てず、決められた戦術をやり通していた。この強いメンタルと自信には、多くのクラブが及ばない。そして前線には多くの天才がいた。次のガビ(パブロ・パエス)がいつ出てきてもおかしくないと思った」と語る。何は中国選手とスペイン選手の間には先天的に大きな差はないと考えており、一流のクラブで練習し、多くのスター選手と触れたり、間近でプレーを見たりする機会の有無が、大きな差を生むカギの一つだとの見方を示した。

10月16日現在、何は6戦中4戦で先発出場して2ゴールを挙げている。将来については「2〜3年後にはよりハイレベルなステージのクラブに所属したい。そして4〜5年後の23歳ごろには、欧州5大リーグでプレーしたい。スペインの2部でもいい」と語る。以前、日記に「ピラミッドのてっぺんに登るという目標を立てれば、たとえ頂上に届かなかったとしても4分の3までは行けるかもしれない。でも、目標を半分にしてしまったら、最終的に半分にすら行けなくなってしまう」と書き残していたという。目標が高く設定するほど、到達できる地点も高くなるというわけだ。

北京出身で3歳からボールを蹴り、5歳から本格的にサッカーを始めた何。これまで何度も夢見た欧州トップリーグでのプレーがますます近づいている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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