<サッカー>今年のW杯は“史上最も傷ついた”大会に―中国メディア

Record China    2022年10月21日(金) 23時0分

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中国メディアの上游新聞は19日、今年11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)について、「史上“最も傷ついた”大会になりそうだ」と報じた。写真はカタール。

中国メディアの上游新聞は19日、今年11月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)について、「史上“最も傷ついた”大会になりそうだ」と報じた。

「傷ついた」とは、選手の負傷を指している。記事は、今月18日にチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテとポルトガル代表FWディオゴ・ジョタが負傷によりW杯欠場が決まったことを紹介。カンテは今年8月のトッテナム戦で負傷し、このほど手術を受けた。復帰までには4カ月かかるとみられている。ジョタは先週末のマンチェスター・シティ戦で負傷、長期離脱が発表されており、W杯出場は絶望的となった。

記事はまた、イングランド代表DFリース・ジェームズも今月11日のチャンピオンズリーグ(CL)のACミラン戦でひざを負傷し、回復までに8週間かかると診断されたことからW杯出場の可能性が消滅したこと、バルセロナの主力として活躍するウルグアイ代表DFロナルド・アラウホは9月の国際親善試合イラン戦で右太腿長内転筋断裂のけがを負い、W杯出場が厳しい状態になっていることにも言及した。

さらに、アルゼンチンもリオネル・メッシ、ディ・マリア、パウロ・ディバラの3大アタッカーが相次いで負傷し、いずれも35人の予備メンバーには選ばれているものの「監督は戦々恐々としている」としたほか、トッテナム所属のブラジル代表FWリシャルリソンも15日のエバートン戦で負傷しW杯欠場の可能性が指摘されているとし、ほかにも複数の選手が故障を抱えていることを説明した。

その上で、「欧州の主要リーグはいずれも5月末に終了し、6~7月のW杯までに回復する時間が十分にあった。そのため、当時のデイビッド・ベッカムやウェイン・ルーニー、ネイマールらはW杯に間に合った。しかし、今回は初めて冬に開催され、欧州主要リーグが中盤(リーグを一時中断してW杯を開催)であることから、負傷者たちには回復の時間がない」と指摘。「今後1カ月間、負傷を避けることが代表選手の最優先目標となり、これはピッチ上での彼らのプレーやクラブの成績にも予測不能の影響を与える可能性がある」と伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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