南アフリカのラマポーザ大統領はこのほど、サウジアラビア皇太子がBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国）加盟への意欲を表明したと示しました。これについて、中国外交部の汪文斌報道官は20日の定例記者会見で、中国が今年のBRICS議長国として、BRICS諸国がメンバー拡大のためのプロセスを開始し、「BRICSプラス」の協力を新たな段階に引き上げていくことを積極的に支持する考えを表明しました。

汪報道官は「BRICSは世界の大発展、大変革、大調整の時期に発足された。16年間の発展を経て、BRICS諸国の協力は実り豊かな成果を収め、世界の平和と発展に重要な貢献をしてきた。だからこそ、BRICSメカニズムは国際社会から広く認められ、支持されている。ますます多くの国がBRICSのメンバーとなり、手を携えて困難と挑戦を克服し、共同発展と繁栄を実現することを望んでいる」と述べました。

また、汪報道官によりますと、今年6月、第14回BRICS首脳会議開催期間中、5カ国の首脳がメンバー拡大問題について重要な共通認識に達し、メンバー拡大の基準と手続きをめぐる議論の展開を支持しているということです。また、このことが国際社会で熱烈な反響を呼び、多くの国がBRICS加盟への積極的な意欲を表明しています。汪報道官は「中国側はこれを支持し、歓迎する。今後、中国はBRICSのメンバーと共に、メンバー拡大のプロセスを着実に推し進め、志を同じくするより多くの国がこの明るい見通しの事業に参加できるよう努力していく」と述べました。（提供/CRI）