人民網日本語版 2022年10月28日(金) 17時30分
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中国科学院国家宇宙科学センターの顔毅華研究員が率いる科学研究チームは、明安図スペクトル電波ヘリオグラフの画像位置校正に使用できる新たな方法を発見した。
中国科学院国家宇宙科学センターによると、同センターの顔毅華(イエン・イーホア)研究員が率いる科学研究チームは、明安図(Mingantu)スペクトル電波ヘリオグラフ(MUSER)の画像位置校正に使用できる新たな方法を発見した。この方法は広大な宇宙において太陽の正確な位置を「測位」できる。中央テレビニュースが伝えた。
研究チームは数年にわたりMUSERの太陽電波画像の処理を行い、新たな開口合成電波望遠鏡アレイの位相校正方法を発見した。補正点源が原点からずれている一般的な状況において、このずれの開口合成イメージング結果への影響に関する汎用理論公式を獲得した。チームの研究者はこの新公式に基づき、MUSER観測画像の校正を行うことで、正確な太陽電波画像を取得することができる。
同研究は現在のMUSERイメージング校正方法を最適化し、一般的な電波開口合成イメージング理論の数十年欠落していた重要な部分を補った。これにより開口合成方法が閉鎖的な完全理論になり、つまり、開口合成理論だけでも絶対的な測位が可能になった。同研究方法は未知の位置の校正源を利用することで電波望遠鏡の画像を校正するとともに、反復により校正源の具体的な位置を導き出し、実際の電波画像を取得できる。つまり広大な宇宙の中で太陽を「測位」することだ。
この研究成果はこのほど、学術誌「天文と天体物理学研究」に掲載された。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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