人民網日本語版 2022年11月2日(水) 7時30分
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中国で「5.5G」の概念が注目を集めている。5Gとの違いは何か。普段の生活にどんな影響をもたらすのだろうか。
最近、中国で「5.5G」の概念が注目を集めている。5Gとの違いは何か。普段の生活にどんな影響をもたらすのだろうか。中国新聞網が伝えた。
このほどタイ・バンコクで行われたファーウェイ(華為技術)のグローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム2022のメディア円卓会議「5.5Gとスマートワールド2030」で、英通信業界団体GSMAのアレックス・シンクレア最高技術責任者(CTO)は、「3GPPの5G標準化のペースを踏まえると、5.5Gは2024年に商用化の段階に入るだろう」との見方を示した。
通信業界ウォッチャーの項立剛(シアン・リーガン)氏は、「5.5Gという定義は、通信業界における慣例だと言える。たとえば3G時代から4G時代への移行期には、3.5Gさらには3.9Gという言い方もあった。4Gから5Gに移行する時にも、4.5Gの概念が存在した」と振り返った。
項氏は、「5.5Gの本質はやはり5Gなのだが、5Gより速度が速く、対応する周波数帯もより多い。技術的には、5.5Gはキャリアアグリゲーションなどの技術を採用してネットの回線速度をさらに速くすることが可能だ。例えば従来の5Gネットワーク環境下でダウンロード速度が800Mbpsに達している場合、5.5G技術を利用すれば1.5Gbpsさらには2Gbpsまでスピードを速くすることができる」と続けた。
ファーウェイの汪涛(ワン・タオ)常務取締役兼ICTインフラ業務管理委員会責任者は、「5.5Gは現在の10倍のネットワーク能力をもたらし、10Gbpsの通信速度体験、1000億台の大量機器接続、内生的なスマート力を実現し、豊富で多様な業務上の要求に応えることができ、スマートワールドに向かって前進する時に必ず通る道だ」との見方を示した。
ファーウェイの5.5Gゼネラルマネージャーの高全中(ガオ・チュエンジョン)氏も、「下り10Gbpsとミリ秒レベルの低遅延が仮想世界と現実世界の架け橋を構築し、MR(複合現実)、XR(クロスリアリティー)、メタバースの産業を大規模に発展させることができる」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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