Record China 2014年6月29日(日) 0時43分
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27日、中国の習近平国家主席が7月3〜4日に韓国を訪問することについて、韓国メディアが注目している。写真は平壌の朝中友誼塔。
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2014年6月27日、米華字メディア・多維新聞によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が7月3〜4日に韓国を訪問することについて、韓国メディアが注目している。
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習国家主席の訪韓は昨年3月に国家主席に就任後初めて。これまで中国国家主席が就任後、まず先に北朝鮮を訪問し、その後に韓国を訪問してきた慣例を破った点で大きな注目を集めており、各メディアがさまざまな憶測を報じている。
韓国のテレビ局は、習主席の訪韓は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記にとって大きな負担になると報道。金第1書記はできる限り早期の中朝首脳会談の実現を望んでいるが、今回韓国に先を越されたことで不快感を抱いていると分析した。
韓国紙・亜州経済は「習主席の訪韓の意義は重大。中国では江沢民(ジアン・ザーミン)体制以降、習主席が北朝鮮訪問よりも韓国訪問を優先した初めての最高指導者だ」と報じた。
こうした報道に対し、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は27日、「朝鮮半島問題に関しては、中国は近隣国家として一貫して客観的で公正な立場を取っている。中国は朝鮮半島の平和的な安定維持のために尽力しており、南北双方の関係改善を支持している。中朝、中韓関係の健全で安定した発展の推進は三方の利益に適合するだけでなく、朝鮮半島と地域の平和や安定、繁栄に役立つ」と語るにとどめた。
一方、習主席が日本よりも先に韓国を訪問することについても注目が集まっている。近年、中国と日本は領土問題や歴史問題で摩擦が絶えず、日中首脳会談が実現する見通しは立っていない。こうした観点から見ると、習主席の今回の訪韓は慰安婦など歴史問題での中韓両国の連携をさらに強化することになるだろう。
また、習主席が中韓関係発展の青写真を持ち出し、両国の経済発展をより一層推進するかどうかも注目される。習主席は大規模な経済代表団を同行させる予定で、両国が大型の経済協力契約を締結する可能性は高い。さらに、両国首脳がいずれも関心を寄せている中韓自由貿易協定(FTA)交渉についても、大幅に前進することが期待されている。(翻訳・編集/HA)
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