年に一度の大規模セール「ダブル11」、魚介類を高速鉄道でクイック輸送するサービス開始―中国

人民網日本語版    2022年11月5日(土) 19時0分

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「ダブル11」の影響でECネットショッピングが急増するのに合わせて、中国の鉄道当局が提供するクイック輸送サービスが始まった。

果物や魚介類、茶葉といった貨物が積み込まれた高速列車G1504号が1日、広西チワン族自治区南寧市の駅から出発し、当日のうちに長沙武漢杭州、南京といった都市に到着した。この日、「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」の影響でECネットショッピングが急増するのに合わせて、中国の鉄道当局が提供するクイック輸送サービスが始まった。同サービスは20日まで提供される。このサービスは2016年から始まり、今年で7年目を迎えている。南寧晩報が伝えた。

「ダブル11」の影響でECネットショッピングが急増するのに合わせたクイック輸送サービスを提供するために、国鉄南寧局は高速鉄道のネットワークを十分に活用しているほか、ECや宅配便物流、メーカーなどとも連携している。

同自治区防城港企沙鎮の漁民・阮広全(ルワン・グアンチュエン)さんは、「高速鉄道のクイック輸送は、水揚げした魚介類を輸送する重要なルートとなっている。沿海エリアのワタリガニやカキ、マナガツオといった魚介類は、消費者の間でとても人気がある。鮮度がすぐに落ちるため、長距離輸送はリスクが大きい。そのため、以前はほとんどの魚介類を現地や周辺都市だけで販売していた。しかし、高速鉄道のクイック輸送が始まってから、魚介類が当日のうちに多くの家庭の食卓に並ぶようになった」と話す。このようにクイック輸送サービスは、阮さんのような漁民に大きなメリットをもたらしている。

中鉄快運南寧分公司・南寧東駅営業部の楊琛華(ヤン・チェンホア)マネージャーによると、今年、広西鉄道当局は「駅」と「列車」ごとに輸送案を制定する要求にしっかりと従い、事前に輸送案を制定し、宅配物を安全に、時間通り、速やかに送り届けることができるよう取り組んでおり、輸送する宅配物は4万件に達すると見込まれている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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