北斗衛星測位システム、一部地域ではすでに2〜3メートルの精度を実現―中国メディア

Record China    2022年11月6日(日) 20時0分

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4日、中国中央テレビは、中国の北斗衛星測位システムが一部地域において公約している指標よりも高い精度のサービスを提供できるようになったことを報じた。

2022年11月4日、中国中央テレビ(CCTV)は、中国の北斗衛星測位システムが一部地域において公約している指標よりも高い精度のサービスを提供できるようになったことを報じた。

同テレビは、国務院新聞弁公室が4日に「新時代の中国北斗」白書を発行するとともにプレス発表会を開き、白書の内容や新時代における北斗衛星測位システムの発展ビジョンと成果について説明を行ったと紹介した。

そして、中国衛星ナビゲーションシステム管理弁公室主任の冉承其(ラン・チョンチー)氏がプレス発表会にて「新時代における北斗サービスは良質かつ多様だ」と述べ、世界的な範囲で常態的なリアルタイムのモニタリングが可能になったとするとともに、対外的に公約していた10メートルの測位精度について「現在はすでに5メートルもしくはそれ以上の精度を実現しており、一部地域では2〜3メートルの精度に達した」と語ったことを伝えた。

また、時刻同期の精度についても公約のサービス基準である20ナノ秒に対して、現在では10ナノ秒の精度でサービスを提供可能になっていると紹介した。

北斗衛星測位システムは中国が開発した独自の衛星測位システムで、2012年12月27日にアジア太平洋地域を対照としたサービスを開始してから今年で10周年を迎える。20年には55基のシステムネットワーク用衛星すべての打ち上げが完了し、システムが完成した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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