2022年11月4日夜、予定通り幕を開けた第5回中国国際輸入博覧会（輸入博）の開幕式において、習近平国家主席は、各国が手を携えて協力し、開放とウィンウィンの関係構築を呼びかけました。さらに「『山は重なり、川は曲がりくねり、この先にもう道はないと思ったが、うっそうと茂る柳の向こうに明るく花が咲き、村も現れた（山重水復疑無路，柳暗花明又一村）』。道は足下にあり、光はこの先にある」と古典を引用しながら、各国と共に、真の多国間主義を実践し、より多くの開放に対する共通認識を構築し、世界経済の発展が直面する困難と課題を共に克服していく中国の姿勢を改めて表明し、「開放によって世界発展に新たな明るい前途がもたらされることを願っている」と述べました。

「山は重なり、川は曲がりくねり、この先にもう道はないと思ったが、うっそうと茂る柳の向こうに明るく花が咲き、村も現れた」、これは約800年前の中国・南宋時代の文学者・陸遊の詩です。後世の人はよく、この古い詩をもって克服できない困難はないことをたとえ、方法はいつも困難より多いと説いています。

世界が未曾有の大きな変化の中にあり、世界経済が回復力の不足といった苦境に直面する中、習主席はこの詩を引用して、発展の課題を解決し、共有の幸せを求めるための道はすなわち開放することにあると明確に示しました。同時に中国の開放拡大への強い決意を伝え、「中国の大きな市場を世界の大きなチャンスにする」と提案しました。

中国共産党第20回全国代表大会では、中国は対外開放の基本的国策を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略を揺るぎなく遂行し、経済のグローバル化の正しい方向を堅持し、国内と海外の2つの市場と2種類の資源の連動効果を強化し、中国の新たな発展をもって世界に新たなチャンスを提供し、開放型の世界経済の建設を推進することが強調されました。

輸入博はすでに中国の新たな発展構造の構築の窓口となり、高水準の開放を推進するプラットフォームであり、全世界が共有する国際公共製品となっています。今年の第5回輸入博では、フォーチュン・グローバル500企業をはじめ業界トップ企業の参加は280社を超え、リピート率は90%近くに達しました。

習主席が第5回輸入博の開幕式におけるビデオメッセージで述べた通り、開放は人類文明の進歩の重要な原動力であり、世界が繁栄と発展に向かう必ず通らなければならない道です。（提供/CRI）