中国インダストリアルインターネット研究院が6日に発表した「中国インダストリアルインターネット産業経済発展白書」によりますと、2022年の中国インダストリアルインターネット産業の付加価値額の規模は4兆4500億元（約90兆7800億円）に達し、国内総生産（GDP）に占める割合は3．64％となる見込みだということです。

中国では現在、インダストリアルインターネットの実体経済への浸透が加速しており、国民経済の45の大分類をカバーしています。インダストリアルインターネットが浸透した産業の付加価値額の規模は、21年が2兆9300億元（約59兆7700億円）で、22年は3兆1600億元（約64兆4600億円）に達する見込みです。インダストリアルインターネットの活用によってけん引された経済的付加価値を産業分類別に見ると、第二次産業が規模が最大で伸び率が最も高く、第三次産業への影響力とけん引力も強まっています。22年のインダストリアルインターネットがけん引する付加価値額の規模は、第一次産業が620億元（約1兆2600億円）、第二次産業が2兆1900億元（約44兆6700億円）、第三次産業が2兆2000億元（約44兆8800億円）に達する見込みです。インダストリアルインターネットは中国の就業構造の高度化と雇用の安定成長も後押ししており、22年には105万200人の新規雇用をけん引する見通しだということです。（提供/CRI）