人民網日本語版 2022年11月13日(日) 13時30分
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北京で「渡り鳥」の飛来がピークを迎えている。
北京で「渡り鳥」の飛来がピークを迎えている。「1日で2万羽以上の鳥を観測できた」と電話の向こう側で興奮気味に話すのは、北京黒豹野生動物保護ステーションの李理(リー・リー)ステーション長。その声と共にたくさんの鳥がバタバタと羽ばたく音が聞こえていた。北京晩報が伝えた。
渡り鳥が飛来して来るこの季節、同ステーションの職員は官庁ダムで渡り鳥の観測を展開している。
快晴で空気が澄み切った8日午前10時ごろ、飛来してくる渡り鳥が突然増えた。李ステーション長は、「遠くから見ると、鳥はきれいに隊列を作って飛んでいる。午前11時半になると、鳥がどんどん増え、その列は崩れ、上昇する鳥もいれば、下降してくる鳥もおり、横向きに飛んでいく鳥もいた。ファインダー越しに見ると、渡り鳥でいっぱいとなり、まるで波のように群れが次々と飛んできた」と説明し、「渡り鳥の観測を何年も行っているが、このような圧巻の光景を見るとやはり心が震える。思わずその場に立ちすくんでしまい、数分してようやく数取り器で数え続けた。あの美しさは何と表現すればいいのかわからないほど」と語った。
国境を越えて飛来する渡り鳥の種類と数も安定している。官庁ダムにはすでに、5つの鳥の群れが集まっており、初歩段階の統計によると、ハクチョウが約300羽、クロヅルが約3000羽、カモ系の渡り鳥が合わせて計約2万羽となっている。
今年春、官庁ダムに飛来した渡り鳥は6万羽を超えた。李ステーション長は、「ここ数日は暖かい天気が続くため、さらに多くの渡り鳥が飛来してくるだろう。もちろん、今後数日の天気次第ではあるものの、今年、渡り鳥はダムに比較的長い期間留まることになりそうだ。渡り鳥の観測は大変な仕事ではあるが、北京の生物多様性がますます高まっているのを目にし、心からの喜びを感じている」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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