マンションの上階から注ぐ「放物線」に住民大困惑、監視カメラに写っていたのは・・・―中国メディア

Record China    2022年11月13日(日) 11時0分

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12日、南国早報は、広西チワン族自治区のマンションで、住人が上階から降り注ぐ「放物線」に悩んでいると報じた。資料写真。

2022年11月12日、中国の地方紙・南国早報は、広西チワン族自治区のマンションで、住人が上階から降り注ぐ「放物線」に悩んでいると報じた。

記事は、同自治区南寧市にあるマンションの2階に住む梁(リアン)さんが上階から日常的に降ってくるゴミに頭を抱えており、近頃自腹で監視カメラを購入して取り付けたと紹介。先日は午前0時過ぎの真夜中に窓の外から液体が降り注ぐような音が聞こえ、ほどなく強い尿のような悪臭が漂ってきたため、監視カメラを調べたところ、上階のある部屋の電灯が突然点灯してベランダに1人の影が出現、下に向けて放尿するような様子が写っていたとした。また、梁さんはその後も同じ上階の住民による同様の行動が3回撮影されたことから警察に通報しようと考えたものの、近隣住民との関係が悪化することを恐れてひとまず管理会社に相談することにしたと伝えている。

そして、南国早報の記者が現場を訪れてみると、現場には紙ナプキンやコップ、灰皿、鶏の骨、トウモロコシの芯などといったゴミが散乱していた上、上階から突然謎の液体が降り注ぎ頭や衣服が濡れてしまったと紹介。その後物や液体を階下に落としていると思しき住民の部屋を訪れ、10分ほどドアをたたいて呼び出したものの誰も出てこなかったとした。

このマンションの管理業者の話によれば、「犯人」と思しき住民に対してこれまで再三にわたり電話や訪問形式で意思疎通を試みたものの全く反応がなく「管理会社としてはどうしようもない」とのこと。マンションにはエレベーターや廊下に物を投げないよう呼びかける警告の張り紙を掲示し、SNS上でも注意喚起を行っているほか、人が多く集まる場所などを中心に監視カメラの設置を進め、映像証拠を集めているという。

記事は、現地の弁護士が「上階から物を落とす行為は罪に問われる可能性がある上、公共の安全を脅かす恐れもある。不動産管理会社による再三の調停がうまくいかない場合は、裁判所に訴えるか警察に通報したほうがよい。他人を死傷させたり、財産の損失が発生したりしない限り賠償請求はできないものの、警察が介入することにより上から物を投げる行為に対して十分な抑止作用が期待できる」と解説したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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