ロシアと中国から離れるドイツ、新たなビジネスパートナーを探す―独メディア

Record China    2022年11月15日(火) 6時0分

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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは13日、ドイツについて「ロシアと中国から離れ、新たなビジネスパートナーを探す」とする記事を掲載した。

独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは13日、ドイツについて「ロシアと中国から離れ、新たなビジネスパートナーを探す」とする記事を掲載した。

記事によると、ドイツは一国への経済依存から脱却することを望んでおり、経済をより「多様化」させるために、政府は志を同じくする友好国とのビジネスだけでなく、「非民主主義国」とのより緊密な協力関係の確立も計画している。

ドイツのショルツ首相は何カ月にもわたってドイツの産業界に「アジアは中国だけではない」とのメッセージを広めてきた。「投資や輸出入において、まなざしを他のアジア諸国やアフリカ、南米などの地域に向けることを希望する」と何度も表明した。

「他のアジア諸国」にはベトナムとシンガポールが含まれる。ショルツ首相は、インドネシアで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に先立ち、ドイツの企業家代表団を連れてこの2カ国を訪れ、シンガポールで開催される「ドイツビジネスアジア太平洋会議(APK)」への出席も予定している。

ドイツ連邦首相府によると、今回の訪問、特にAPKへの出席は、「ドイツ経済を多様化し、中国からますます離れさせたい」というシグナルだ。

ドイツとシンガポールとの関係は、コロナ禍で一層緊密になり、多くのドイツ企業が中国からシンガポールに移転。シンガポールで登録されているドイツ企業は2000社を超える。このハイテク国には、持続可能なプロジェクトへの投資を好む二つの数十億ドル規模の政府系ファンドがあり、ドイツ政府はそうしたファンドがドイツのエネルギーモデルチェンジに参与し、資金援助することを望んでいる。

首相府は、ベトナムを「東南アジアの主要な中等国」とし、シンガポールについては「安定性とルール志向の外交政策行為体で、われわれの間には一連の共通点がある」と指摘している。

ドイツは、社会主義国ベトナムとも良好な経済関係があり、そうした関係は二つのドイツ時代にまでさかのぼることができる。当時、東ドイツには多くのベトナム人が住んでいた。ベトナムにはドイツ語を勉強している人も多く、ベトナム-ドイツ大学もある。ドイツ政府筋は、ベトナムを「強力な経済パートナーであり、さらなる協力形態を模索するに値するパートナー」と呼んでいる。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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