Record China 2022年11月15日(火) 9時0分
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プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんのファンであるコラムニストが11日、「羽生結弦、夢を追う人、夢をつくる人」との文章を中国のポータルサイト・百度に掲載した。
プロフィギュアスケーターの羽生結弦さん(27)のファンであるコラムニストが11日、「羽生結弦、夢を追う人、夢をつくる人」との文章を中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に掲載した。
文章は、今年2月の北京五輪後に、羽生さんがインタビューで繰り返し「9歳のころの自分」に言及したことを挙げ、「ひたむきで勇敢でわがままで負けず嫌い。9歳の時も、27歳になってからも、彼はずっと一人で夢を追いかけてきた人だ」とした。
その上で、「五輪から9カ月、競技場を離れたがリンクを離れなかった彼は、夢を追う人から夢をつくる人に変わった」とし、11月4日に初公演を迎えた単独アイスショー「プロローグ」について「自身のフィギュア人生の第2幕の幕開けとして、とてもふさわしかった」と述べた。
そして、「このアイスショーはきっと素晴らしいものになると多くの人が思っていたが、ここまで素晴らしいとは誰も想像できなかった。究極のロマンチストである羽生結弦がファンのためにつくり上げたのは、単なるアイスショーではなかった。究極的にロマンチックな現実世界の夢だったのだ」と評した。
続けて、「ライトを全開にしての6分間練習、競技と同じアナウンス、ほぼ試合通りのジャンプ構成。こんなアイスショーを見たことがあるだろうか。28歳目前の羽生のビールマンスピンを3度も見られるなんて」とし、「これはまさに夢でしかない。あの時の衣装を着た羽生結弦が滑り出した。すべてが変わったのに、すべてが変わっていなかった。それは最初から今に至るまで延々と続く感動だ」とした。
文章は、羽生さんが自身で振り付けを担当した新プログラム「いつか終わる夢」に言及し、「魂を込めて舞うと、氷にも魂が宿る。彼自身がいつも言っている『羽生結弦らしい滑りをしたい』という言葉の意味が分かるだろう。それは伝統的なフィギュアスケートとは全く違う、真に技術と芸術を組み合わせた表現の形。アイスショーの最後に誰もが涙したVTRのように、彼は子どものころから夢を追いかけて、転んで傷ついては立ち上がり、傷だらけになっても物語は続いてきた」とした。
その上で、「必死に夢を追いかけていたその少年は、無数の人のために夢をつくるフィギュアスケートの神になった」「でも夢を追いかける時も、夢をつくる時も、やはり彼は彼だ」とし、羽生さんの「たとえ報われない努力だったとしても、僕の歩んできた道のりが、無駄だったとしても。僕なんかのスケートを観てくださって、幸せを感じてくださったのなら、これ以上ないくらい、報われています。僕は、幸せです」とのメッセージを紹介。
そして、「幸せだという、そんな彼を見守ることができる幸運に恵まれた私たちは、もっと幸せなのではないだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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