中国の習近平国家主席はバリ島で現地時間15日午後、韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領と会談を行いました。

習主席は、「今年は中韓国交樹立30周年である。この30年の歴史は、中韓関係の健全で安定した発展が両国人民の根本的利益に合致することを証明している」と指摘しました。

習主席は、「中国と韓国の経済には高度な相互補完性がある。両国の共同発展と繁栄を実現させるため、発展戦略の連携を推進するべきだ。また、二国間の自由貿易協定（FTA）の交渉を加速させ、ハイテク製造、ビッグデータ、グリーンエコノミーなどの分野での協力を強化し、国際的な自由貿易システムを共同で守り、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安全、安定、円滑性を確保し、経済協力の政治化、汎安全保障に反対するべきだ」と強調した上で、中国側は韓国と人文交流と協力を展開し、G20での意思疎通と協調を強化し、真の多国間主義を共に実践し、地域の平和と安定の大局を守っていきたいとの姿勢を示しました。

尹大統領は、「韓国は今年の韓中国交樹立30周年を契機に、相互尊重と互恵に基づく中国との成熟した関係を発展させたいと考えている。これは両国の共通の利益にも合致する」と述べました。（提供/CRI）