2022年11月18日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で17日に行われた大学修学能力試験（修能、日本の大学入試センター試験に当たる）で、独島（日本名：竹島）に関する問題が2問、出題された。昨年は1問出題されており、これで2年連続となる。

一つは「国家地質公園」に関する問題の中で、「独島」に言及があった。もう一つは「韓国の領海について正しい説明を選べ」という問題で、「独島は韓国の主権が及ぶ地域だ」との記述がある。

慶尚北（キョンサンブク）道によると、2006年学年度から18年間の修能問題を分析した結果、独島関連の問題は計10問出題されている。このうち7問が16年度以降の出題だった。出題頻度が上がることで学校での独島教育が強化されるものと、道では期待を寄せているという。関係者は「修能だけでなく、各種公務員試験などでも独島関連の問題を継続的に出すよう、関係部処に積極的に要請したい」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「独島は韓国の領土だということと正しい歴史を小学校からしっかり教えていく必要がある」「独島は韓国の領土。明白すぎる歴史的事実だ」「日本が何と言おうと独島は韓国のもの」「こういう出題は続けるべき」「来年は対馬も加えるといい」「教育も大事だけど、独島警備隊を警察ではなく海兵隊にして、名実ともに韓国領土であることを確実にするべきだ」などのコメントが殺到している。

また、「この問題、尹錫悦（ユン・ソンニョル大統領）にも聞いてみるといい」「尹錫悦はこんな問題自体を嫌がるだろうね」など、尹大統領に対する批判の声も上がっている。（翻訳・編集/麻江）