人民網日本語版 2022年11月22日(火) 15時30分
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自動車も空を飛ぶようになった。世界初の有人2座席スマート分離式空飛ぶ車のプロトタイプが17日、重慶市で発表された。
自動車も空を飛ぶようになった。世界初の有人2座席スマート分離式空飛ぶ車のプロトタイプが17日、重慶市で発表された。中国工程院の項昌楽(シアン・チャンラー)院士のチームが研究開発したもので、北京理工大学、北京理工大学重慶イノベーションセンター、酷黒科技(北京)有限公司、重慶市が共同で発表した。科技日報が伝えた。
この車は自主垂直離着陸飛行体、スマート操作コクピット、自動運転シャーシの3つの独立したモジュールの分離式構造を採用している。構造が一体化された空飛ぶ車のソリューションと比べると、この分離式から再構築するソリューションは近地球飛行体と地上走行シャーシの各自の優位性を十分に発揮でき、人と貨物の宇宙・地球間輸送のシームレスな連結を実現し、より高い柔軟性を備える。
軽量化コクピットおよび内装設計を採用しているスマート操作コクピットは、自重80キログラムで、2座席が前後に並ぶレイアウトで、定員は2人。高効率空間利用および空気力学最適化設計を実現し、マンマシンインタラクション操作システムを備え、スマート感知センサーがコクピットのシャーシまたは飛行機との連結を誘導し、地上走行と空中飛行のモード切替を実現する。
フルスケールハブモーター四輪駆動シャーシを採用している自動運転シャーシは、総合コントローラで駆動やカーブなどの運動制御および自動運転を実現し、最大積載量は500キログラム以上、設計最高速度は80km/h。正確な感知・測位、シャーシのルート計画と走行制御により、シャーシとコクピットまたはコクピットと飛行機の正確な照準と自動ドッキング・固定を行い、空中飛行と地上走行の2つのモードを切り替える。
空飛ぶ車は都市立体交通と未来の移動の新型交通機関であり、都市発展が直面する交通渋滞と環境汚染を解決する効果的な手段だ。米国、EU、日本などの先進国・地域は空飛ぶ車または都市飛行体の研究開発を非常に重視するとともに、積極的に計画・支援している。中国は交通分野科学技術イノベーション中長期発展計画綱要の中でも空飛ぶ車の研究開発を重点的に計画している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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