史上最長!中国企業がカタールと天然ガス供給で合意―独メディア

Record China    2022年11月22日(火) 13時0分

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21日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の国有エネルギー大手・中国石化がカタール国営企業から27年間の液化天然ガス供給契約を結んだと報じた。写真はカタール。

2022年11月21日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国の国有エネルギー大手・中国石化がカタール国営企業から27年間の液化天然ガス(LNG)供給契約を結んだと報じた。

記事は、カタールエナジーが21日、中国石化との間でLNGを供給する合意を結んだと紹介。合意内容はLNG供給合意では史上最長となる2050年までの27年間、毎年400万トンのLNGを供給するというもので、カタールとイランが共有する世界最大のガス田、北方ガス田の東部地域では初めての供給合意になると伝えた。

その上で、ロシアが今年2月にウクライナに侵攻したことでLNGをめぐる国際間の競争が激しさを増しており、特に欧州はこれまで輸入量の40%を占めていたロシア産LNGに代わる大量のLNGを必要としていること、世界最大のLNG輸出国であるカタールにとって北方ガス田の生産拡大は自らの地位を向上させる重要なトピックであることを説明した。

そして、カタールエナジーのCEOを務めるカタールのサード・アルカービエネルギー担当相が、中国石化以外にも「供給確保を目指す中国や欧州のバイヤーとの交渉を進めている。最近のエネルギー供給の変動が、長期的な供給の重要性をバイヤーたちに認識させているようだ」と語るとともに、いくつかの投資家と生産拡大プロジェクトに向けてカタールエナジーの一部株式を売却する交渉も行っていることを明らかにしたとしている。

記事によれば、カタールエナジーは最大で5%の株式を売り出すことを検討しており、中国石化も株式取得交渉に参加する可能性があるという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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