月面科学研究基地はどのような様子?いつ完成?月探査チーフデザイナーが回答―中国

人民網日本語版    2022年11月23日(水) 17時0分

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月面科学研究基地はいつ完成するのだろうか。どのような様子をしているのだろうか。中国の月探査チーフデザイナーの呉偉仁・中国工程院院士が答えた。

国連と中国の宇宙探査とイノベーションのグローバルパートナーシップに関するシンポジウムが21日午後、海南省で開幕した。月面科学研究基地はいつ完成するのだろうか。どのような様子をしているのだろうか。中国の月探査チーフデザイナーの呉偉仁(ウー・ウェイレン)中国工程院院士が答えた。中央テレビニュースが伝えた。

■月面科学研究基地の場所はなぜ月の南極に選定?

月探査4期プロジェクトは、嫦娥7号と嫦娥8号が月に月面科学研究基地の基本構造を作ることだ。この基本構造には着陸機、月面探査車、飛行探査機があり、軌道上には周回機があり常に観察する。飛行探査機は月面から離陸し、複数回にわたり離陸できる。

呉氏によると、天文学者は、月の南極では白夜が180日余り続く可能性があると推測している。そうだとすれば少なくとも日照があり、-80℃から-100℃ほどとなる。その場合、人と機械は長時間耐えられるため、南極に選定する必要がある。中国は初めて月の南極に科学研究基地を建設すると打ち出した国だ。

■月面科学研究基地の様子は?完成はいつ?

まずは安全な着陸、そして走行する月面探査車だ。これまでも嫦娥3号と嫦娥4号が月面探査車を降ろしたが、小さかったので、今後今より大きくする上、人が乗れるようにする。そしてエネルギー供給だ。例えわれわれは現在、新しいエネルギーシステムを開発中だ。原子力を搭載することで、長時間・大出力でエネルギー問題を解決できる。さらに通信設備もある。ウェブサイトと基地局があり、地上との通信を実現する。例えば火星との通信、またはその他の惑星との通信には、このような中継通信の設備が必要だ。

呉氏は「今後は月に人間が滞在するようになるのは間違いないだろう。短期間に滞在し、しばらく作業をした後に戻り、戻ってからしばらくするとまた行く。当然ながら主な構成は、エネルギー問題、交通問題、通信問題、人の生命維持システムといった部分だ。われわれの宇宙飛行士が10年以内に月に行けるようになることを願っている。2028年頃に月面科学研究基地の基本構造が完成する」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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