CRI online 2022年11月24日(木) 11時20分
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中国の秋の農作物の収穫は既に98.1%まで進んでいる上、多くのアルカリ土壌改良区域で、単位面積当たりの収穫水準が向上しています。
中国農業農村部はこのほど、全国の秋の農作物の収穫状況を発表しました。これによりますと、全国の秋の農作物の収穫は既に98.1%まで進んでいる上、多くのアルカリ土壌改良区域で、単位面積当たりの収穫水準が向上しています。
黄河沿岸各地の政府はアルカリ土壌地を活用して耕地面積を増やすため、農業や水利などの専門家を集めて、アルカリ土壌地に黄河の水を引き入れるなど、土壌改良に力を入れてきました。黄河の水を引く用水路や排水路など6700本以上が整備されたことで、1万2000ヘクタールの稲と小麦の高収量の用地を生み出しました。改良前には6%にも達した塩分含有量は、改良後は3%程度にまで下がり、生育条件が備わりました。
ここ数年、品種に合わせた土地改良を進めてきただけでなく、改良地にあった品種の開発にも力を入れ、より多くの耐アルカリの新品種が生まれました。
現在、中国はアルカリ土壌地の管理と高い効率での農業利用の面で、土壌排塩技術や土壌生物有機塩処理・土壌改良技術をはじめとする40以上の実用技術を持っています。品種の面では、ここ数年で累計50種類以上の耐アルカリ品種を普及させ、アルカリ土壌地の生産能力を高め続けています。総合的な管理と改良が行われた中・軽度のアルカリ土壌地では、平均的な単位面積当たり収量が通常の耕地の80%から90%に達しています。
さらに、今年は大豆と植物油生産能力向上プロジェクトを実施し、先進技術手段を用いて、未利用のアルカリ土壌地を大豆生産のための補充耕地として転用することに取り組んでいます。計画では2025年までに約30万から60万ヘクタールの未利用のアルカリ土壌地を再開発して大豆生産に当てる予定です。(提供/CRI)
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