シャインマスカットは本当に没落したのか―中国メディア

Record China    2022年11月25日(金) 7時0分

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24日、網易に、「シャインマスカットは本当に没落したのか」とする文章が掲載された。

2022年11月24日、中国のポータルサイト・網易に、「シャインマスカットは本当に没落したのか」とする文章が掲載された。

文章は、「ブドウ界のエルメス」と称される日本発祥の高級ブドウ品種シャインマスカットについて、2012年に山東省で試験栽培が始まるとわずか5年の間にあっという間に全国に栽培地が広がっていったと紹介。その結果、同じ時期にシャインマスカットの栽培が始まった韓国では今なお高級果物として珍重されているのとは対象的に、中国ではその価格がどんどん下落していき、廉価な果物とほとんど同じレベルにまで下がったと伝えた。

その一方で、シャインマスカットは栽培コストが低く収益性が非常に高い品種であるとし、1ムー(6.67アール)当たりに1.5〜1.75トン生産できることから500グラム当たりの価格を100元(約1900円)で計算すれば栽培コストを差し引いても1ムー当たり30万元(約580万円)前後の利益を得ることができると指摘。現在では販売価格が500グラム当たり30元(約580円)にまで下がってしまっているものの、それでも単位面積当たりの収益性は一般の商品作物とは比べ物にならないほど高いのだと説明した。

そして、シャインマスカットには果肉の美しさ、食感の良さ、甘さ、ジューシーさ、バラのような爽やかな香りといった食べる上での特質に加え、安定的に大量収穫でき、病気に強く、保存、輸送にも強い上、栽培も比較的容易というメリットがあり、いずれにおいても多くの既存ブドウ品種を上回っていると紹介。価格が大きく下落した現在においても、農家がシャインマスカットを栽培する「うまみ」はなおも大きいとの見方を示している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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