9回目の対ロ制裁準備進めるEUに、ロシア専門家「西側にとってブーメランになる」―中国メディア

Record China    2022年11月28日(月) 8時0分

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26日、環球網は、EUがロシアに対して9回めの制裁発動準備を進めていることについて、ロシアの専門家が「西側とってブーメランになる」と警告したことを報じた。

2022年11月26日、中国メディアの環球網は、EU(欧州連合)がロシアに対して9回目の制裁発動準備を進めていることについて、ロシアの専門家が「西側にとってブーメランになる」と警告したことを報じた。

記事は、フォンデアライエン欧州委員長が24日にフィンランドを訪問した際の記者会見で、EUが「最もスピーディー」にロシアへの9回目となる制裁措置の制定作業を進めており、今回の制裁の目的がロシアによるウクライナへの軍事行動能力の低減にあることを明らかにしたと紹介。西側メディアの報道として、今回の制裁にはロシアの個人に対する制裁の拡大、ロシアによる液化天然ガス(LNG)輸出の制限、ロシア国民による欧州不動産市場参入禁止、ロシアからのダイヤモンド輸入禁止などが含まれる見込みだと伝えた。

これに対し、ロシアの専門家が「EUによる新たな対ロ制裁は、西側にブーメラン作用生むことになるだろう。まずダメージを受けるのはEU自身だ」と警告し、ロシア外務省外交学院のビノクロフ教授も「西側の対ロ制裁は、想定とは相反する効果を生み、EU諸国の経済に著しい損害を与え、欧州の工業を徐々に停滞、衰退させるだろう。実際、EUは内部分裂により瓦解の方向に進みつつある」と評したことを紹介している。

記事は、ウクライナが25日にもロシアからの空爆を受け、首都キーウからリビウに至るまでの複数の都市で重要インフラに影響が出たと紹介。ロシア紙イズベスチヤが25日に「フォンデアライエン欧州委員長はウクライナが恐ろしい冬を迎えようとしていると語った。ルーマニアで行われた北大西洋条約機構(NATO)加盟国外相会議では、冬物衣料や燃料、薬品などを含む対ウクライナ支援の拡大を決定した」と報じたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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