CRI online 2022年12月1日(木) 20時20分
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習近平国家主席は1日午前、人民大会堂でシャルル・ミシェル欧州理事会議長と会談を行いました。
習主席は、「ミシェル議長が欧州連合(EU)加盟国を代表して、中国共産党第20回全国代表大会閉幕後、程なくして中国を訪れたことは対中関係を発展させたいというEUの善意を物語っている。中国はEUが、中国が中国の特色を持つ現代化の道を歩む上で重要なパートナーとなり、中国の巨大な市場・制度的な開放・国際的な協力の深まりという機会を分かち合うことを望む」と述べました。
また、習主席は中欧関係の発展について四つの考えを打ち出しました。
まず、正しい認識を持つことです。中国は覇を唱える考えはなく、これまでに体制の輸出をしたこともないし、今後もする考えはありません。中国はEUの戦略的自主性を支持し、欧州の結束と繁栄をサポートします。
それから、食い違いに適切に対処することが必要です。双方は建設的な態度で意思疎通と協議を保つべきで、大切なことはお互いが重大な関心を寄せる核心的な利益を尊重し、特に主権・独立・領土の保全を尊重して、相手国の内政に干渉しないということです。
次は、よりいっそう高いレベルでの協力が必要だということです。双方が共同でデジタル経済、グリーン環境保護、新エネルギー、人工知能などの新たな成長エンジンを打ち立て、産業チェーン・サプライチェーンの安全と安定を確保していかなければなりません。
最後に、国際的な協調・協力を強めることです。欧州が「一帯一路」共同建設や、グローバル発展イニシアチブに参画することを歓迎します。また、EUの「グローバル・ゲートウェイ」発展戦略と有機的に連携し、既存のさまざまなメカニズムを通じて、各分野における対話と協力がより多くの成果を得られるよう推進していく方針です。
ミシェル議長は、「欧州は相互尊重と率直な精神に則って、欧中関係の重要な問題をめぐって中国側と掘り下げて議論し、相互理解を深め、対話と協力を促進し、相違点を適切に処理することを願っている。EUは一つの中国という政策を堅持し、中国の主権と領土の保全を尊重し、中国の内政に干渉しない。次の段階として、中国とハイレベルな交流を行い、直接的な対話と協力を深めて誤解と判断ミスを減らしながら、交流と協力を深め、エネルギー危機や気候変動、公衆衛生などのグローバルな課題に共同でより良く対処していきたい」と述べました。
双方はこの他、ウクライナ危機についても意見を交わしました。習主席は中国の原則的な立場を明らかにし、「危機がエスカレートすることを避け、和平交渉の促進を堅持し、危機の影響拡大を管理制御し、陣営間の対立リスクを警戒すべきだ。中国はEUが調停の役割を強化することを支持し、バランスが取れた、効果的で持続的な欧州安全保障の枠組みを構築することをサポートする。中国は終始平和を重んじ、中国のやり方で前向きな役割を果たしていく」と述べました。(提供/CRI)
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