Record China 2022年12月5日(月) 6時30分
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米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は2日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」に関する国家安全保障上の懸念を提起し、同アプリの制御は「私たちと価値観を共有しない」中国政府の手にあると警告した。
米政府系ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトによると、米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は2日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」に関する国家安全保障上の懸念を提起し、同アプリの制御は「私たちと価値観を共有しない」中国政府の手にあると警告した。
レイ長官は、中国がアプリの推奨アルゴリズムを制御する能力を持っていることをFBIは懸念しているとし、「これにより、コンテンツを操作したり、必要に応じて影響力のある操作に使用したりできる」と指摘した。また、中国がこのアプリを使用して、従来のスパイ活動に使用できるユーザーに関するデータを収集できるとも主張した。
レイ長官は、ミシガン大学のジェラルド・R・フォード公共政策大学院で講演し、「これらはすべて、私たちと価値観を共有しない政府の手に委ねられており、米国の最善の利益とはまったく相反するため、われわれは懸念している」と語った。
米当局者とTikTokを運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は現在、米国の安全保障上の懸念を解決する可能性のある合意について話し合いを行っており、レイ氏によると、このプロセスは米政府機関全体で行われている。
TikTokの広報担当者、オーバーウェッター氏は、電子メールでの声明で、「レイ長官が以前に述べたように、FBIの意見は、米国政府との進行中の交渉の一環として検討されている。これらの秘密の議論の詳細についてコメントすることはできないが、米国の国家安全保障に関するすべての合理的な懸念を完全に満たす道を進んでおり、これらの解決策の実施に向けてすでに大きな進歩を遂げていると確信している」と指摘した。(翻訳・編集/柳川)
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