サウジアラビアを公式訪問中の習近平国家主席は、現地時間9日午前、首都・リヤドでチュニジアのサイード大統領と会談を行いました。

習主席は、「近年、中国とチュニジアの実務協力は、逆境にもかかわらず発展を続けてきた。中国は新型コロナウイルス感染症がもたらした不利な影響を乗り越え、チュニジアで保健、スポーツ、人材育成などのプロジェクトを実施し、チュニジアの経済と社会の発展を支援している。中国は引き続きチュニジアと医療衛生、インフラ整備、ハイテク技術などの分野での協力を着実に推進し、人的資源、地方と民間の交流を開拓していきたい」と示しました。

そのうえで、「中国はチュニジアが自国の実情に見合った発展の道を歩むことを揺るぎなく支持し、外部勢力によるチュニジアの内政干渉に反対し、またチュニジアには国家の安定と発展を守る知恵と能力があると信じている。中国は、チュニジアが中国とアラブ諸国との協力を非常に重視し、中国とアフリカ諸国との協力を積極的に支持している姿勢を高く評価する。チュニジアと共に、両国の友好協力関係を強化し、深化させ、中国とアラブ諸国、中国とアフリカ諸国とのそれぞれの協力関係がさらなる発展を成し遂げられるよう推進していきたい」と述べました。

サイード大統領は、「中国は常に世界の公平と正義の側に立っている。習主席が打ち出したグローバル発展イニシアチブは人的・文化的配慮と先進的な理念に満ちており、発展途上国の力を高め、各国の共同発展と進歩を実現する上で重要な意義がある。チュニジアと中国は良好な関係にあり、今後の協力において大きなポテンシャルを秘めている。チュニジアは各分野の協力の拡大と深化に向けて尽力し、中国と共に両国関係を新たなより高いレベルへと引き上げていきたい」と話しました。（提供/CRI）