Record China 2022年12月15日(木) 19時0分
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中国のポータルサイト・網易に14日、サッカー日本代表の森保一監督を「戦術の鬼才」と称賛する記事が掲載された。
カタールで開催中のワールドカップ(W杯)で日本は悲願のベスト8進出こそ逃したものの、グループリーグではドイツ、スペインという優勝経験国を相次ぎ撃破し、「死の組」と呼ばれた強豪ぞろいの組を見事1位で突破した。
記事は、日本が決勝トーナメント1回戦で敗れたクロアチアについて「世界が最も注目する非伝統的なサッカー強豪国だ」と表現。「中盤で起点となれる選手が乏しく、グループリーグでは決定力不足も問題になったが、その実力は依然として世界が認めるものだ」と述べた。
その上で、「日本は世界的に見れば強豪国ではなく、多くのメディアがこの試合は日本が守備に走る時間が多くなると予想した。だが、日本はそうした固定化された印象を打ち破り、強豪とも渡り合える選手が成長していることを知らしめた」と評した。
そして、日本の今大会の“躍進”のキーマンとして森保監督に言及。「ポゼッション(ボール保持)を主体とするスペインに対して自らポゼッションを放棄することを前提とし、スペインの攻め疲れを誘い、選手交代後に試合のリズムをつかんだ。後半にカウンターを仕掛ける戦術は(初戦の)ドイツ戦も同様だった。ドイツは同じような形で日本から“重傷”を受けて帰国した。スペインの決定力不足に助けられた面もあるとはいえ、森保監督の『千を万にする』戦術は両者の絶対的な実力差を補った」と論じた。
記事は、「クロアチアはグループリーグの後にゆっくりと休むことができ、(日本との)試合での全体的なリズムのコントロールはより優れていた。特に後半はしっかりとコントロールし、日本にいかなる変化による反撃や奇襲のチャンスも与えなかった」と勝敗を分けたポイントを指摘した上で、「日本はPK戦で敗れたが、4年後には森保監督はどんな日本代表を率いてやってくるのだろうか。これは世界が最も注目する話題の一つだ」とした。(翻訳・編集/北田)
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