<中国アートの世界>アート展「均値」、木製器具作りに使う工具で「疎」と「密」を表現

Record China    2022年12月17日(土) 14時0分

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中国の芸術家、顧小平のアート展「均値(Moderacy)」が10日、北京798芸術区の白盒子芸術館で開幕した。写真は北京白盒子芸術館提供。

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中国の芸術家、顧小平(グー・シャオピン)のアート展「均値(Moderacy)」が10日、北京798芸術区の白盒子芸術館で始まった。

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顧は1969年に江蘇省揚州市に生まれ、華東師範大学(上海市)や南京芸術学院(江蘇省南京市)で学んだ。南京を活躍の場とし、1990年代は行動芸術、インスタレーション、写真、映像、絵画などの複合的な手法でさまざまな表現の可能性を探った。そして、その後に北京に拠点を移すと、創作にも変化が発生。顧の作品は直接的、時には極端な方法で芸術表現の可能性を切り開くようになった。

今回展示されたのは、伝統的な木製器具の製作時に用いられる「墨つぼ」によって生まれた作品だ。顧は画仙紙やキャンバスに厳格な基準を設けて、バランスを取りながら線を繰り返し規則的に引き、線によって「疎」と「密」を描いた。

顧は今の社会に対する自らの考え方や認識として、「現代的工業文明の特徴の一つは標準化と重複性だ。中国人の現実の生活は画一的で、すべての生命の存在は一種の機械的重複、さまざまな型の中で規定されている」と語っている。(取材/RR)




















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