山東省済寧市と栃木県足利市は11日、「伝統文化の発揚、切り絵細工技術の伝承」をめぐるオンライン交流座談会を開催した。

座談会では、済寧市無形文化伝承者の張躍広（ジャン・ユエグアン）氏が特色ある多層切り絵細工、人物切り絵細工、染色切り絵細工などの無形文化遺産技術を披露した。

済寧市によると、足利市側の参加者は10月に中国共産党第20回党大会が開催されたことに祝意を表明。そして中国のこの10年の発展は世界が認めるものだとし、生き生きとした切り絵細工の作品を目にして中国の経済発展を感じると同時に、中国が伝統文化の保護と民族の技の伝承を非常に重視していることを実感したとの考えを示した。また、中華の伝統的切り絵細工の技術を大いに称賛し、済寧市が切り絵細工芸術を日本に上陸させ、足利市で展示し、より多くの日本人が間近で切り絵細工の技術に触れることや、伝統文化の作品を絆として両市の人々の交流と理解が深まることに期待を寄せたという。（翻訳・編集/野谷）