ハンガリースケート協会は20日の声明で、ショートトラック選手のシャオリンサンドル・リュウ、シャオアン・リュウ兄弟から申し出があった国籍変更に同意するとともに、協会が過去3年間に兄弟のために投じた費用の弁償請求について放棄することを臨時の理事会で決定したと発表した。中国国営新華社通信や中国新聞網が報じた。

声明は「リュウ兄弟が国籍を変更しようとしていることに遺憾の意を表するとともに、ハンガリーの最初の冬季オリンピックチャンピオンであり、国家のスポーツの歴史に忘れられない成功を残したことに感謝の意を表する」とした。

リュウ兄弟は中国人の父とハンガリー人の母の間にブダペストで生まれた。2018年平昌大会のショートトラック男子5000メートルリレーでハンガリーに冬季オリンピック初の金メダルをもたらし、シャオアン・リュウは2022年北京大会のショートトラック男子500メートルでも金メダルを獲得した。（翻訳・編集/柳川）