2022年12月25日、21世紀経済報道は、新型コロナの急速な感染拡大が伝えられてきた北京市で、クリスマスと重なった週末に観光地や繁華街で大きな人の波が見られたことを報じた。

記事は、あるオンライン旅行予約アプリのデータとして、今月19〜23日における北京市内の観光地入場チケット予約量が前の週に比べて2．77倍に増加したと紹介。予約の主体は1990年代生まれで全体の半数近くを占め、次いで80年代生まれが多かったと紹介。北京市地下鉄では24日の乗降客数が延べ202万4300人と、1週間前の17日の2．36倍に増え、国家博物館、ユニバーサルスタジオ、野生動物園、故宮など北京市内の著名観光スポットはこれまで久しく途絶えていた観光客ラッシュに沸いたことを伝えた。

そして、ユニバーサルスタジオでは入口から長蛇の列ができており、どのアトラクションでも1時間以上の待ち時間が発生していたと紹介。園内はクリスマスムードに包まれており、夜のパレードではクリスマスコスチュームのスタッフがパフォーマンスを行い、「人々はコロナの暗雲がついに消え去ったと感じたようだ」と紹介している。

また、北京市内ではスーパーマーケットをはじめとする商業施設でも週末に多くの人出が見られ、スキー場や付近のホテルの予約も殺到しているとした。さらに「北京と同様、感染状況が安定、回復に向かっている広東省広州市」でも同様に観光地の入場チケット予約が殺到し、週末には各スポットで黒山の人だかりが見られたと伝えた。（翻訳・編集/川尻）