北朝鮮の無人機が侵入、韓国軍の砲撃は命中せず―独メディア

Record Korea    2022年12月27日(火) 14時0分

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26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、北朝鮮の無人機5機が韓国の領空に侵入して約7時間飛行したと報じた。写真は南北軍事境界線。

2022年12月26日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、北朝鮮の無人機5機が韓国の領空に侵入、韓国軍の砲撃は命中しなかったと報じた。

記事は、韓国軍が26日午前10時25分、京畿道一体で複数の北朝鮮の無人機と見られる飛行軌跡を捉えたと紹介。認識された無人機は計5機で、1機は金浦と坡州の間にある漢江の中立水域から韓国領空に侵入してそのままソウル北部地域を飛行した後北朝鮮に戻り、残りの4機は江華島西側から侵入して同島一帯を飛行したと伝え、飛行時間は約7時間だったとしている。

そして、無人機飛来に対して韓国軍が軍事境界線付近およびその北部に有人、無人の偵察設備を投入して北朝鮮の主要軍事施設を撮影したほか、戦闘機、攻撃ヘリコプターなどを出動させたと説明。韓国軍機のパイロットが肉眼で確認した1機は機翼が約2メートルで、残りの4機はレーダーでのみ確認でき、具体的なフォルムについては把握できなかったと伝えた。また、韓国軍は攻撃ヘリから20ミリ砲を100発ほど射撃したものの、北朝鮮の無人機には命中しなかったと紹介した。

韓国・聯合ニュースが報じた専門家の意見によれば、無人機は低空を低速飛行し、レーダー反射面積が小さく赤外線信号が弱いため、レーダーでの識別が難しいものの、無人機が北朝鮮に戻る途中に韓国軍はもっと積極的な射撃を行う必要があったという。

記事は、北朝鮮の無人機が韓国の領空に侵入するのは17年以来5年ぶりで、17年には慶尚北道の星州にある高高度防衛ミサイル(THAAD)基地を撮影する目的で飛来し、撮影終了後にエンジンの故障で墜落したと紹介。また、14年にも韓国国内で北朝鮮の無人機の残骸が見つかったことがあると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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