世界最大の混合式揚水発電プロジェクト、四川省の雅江で着工―中国

CRI online    2022年12月31日(土) 19時0分

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雅砻江両河口混合式揚水発電プロジェクトが29日、中国南西部の四川省カンゼ・チベット族自治州雅江県で着工されました。

雅砻江両河口混合式揚水発電プロジェクトが29日、中国南西部の四川省カンゼ・チベット族自治州雅江県で着工されました。四川省の「第14次5カ年計画」(2021~2025年)において推進に注力する重点プロジェクトであり、四川省初の揚水発電プロジェクトでもあり、完成後には世界最大の混合式揚水発電施設になるとのことです。

同プロジェクトは四川省内最大のダムである両河口発電所ダムを上部貯水池、下流の階段式の水力発電所の牙根一級水力発電所ダムを下部貯水池として、可逆式ユニットを増設することで混合式揚水貯蔵発電所を形成します。発電所の所在地は海抜が3000メートルで、30万キロワットの可逆式ユニットを4台設置する予定であり、既存の両河口発電所の300万キロワットの組立機を常設ユニットとします。総容量は420万キロワットに達し、中国では海抜の最も高い大型揚水発電プロジェクトです。

通常の揚水貯水発電所と比べ、混合式揚水貯蔵発電所は既存のダムを利用するものであり、投資が比較的に少ない上に、ダム建設による水没という損失も少なく住民の移民が不要であり、環境に与える影響が小さく、建設期間が短いなどの有利な点があり、経済面の優位性と市場競争力はより良好とされます。また、両河口混合式揚水貯蔵発電所は柔軟に運営でき、電力負荷への対応能力も大きく、周辺の風力発電所や太陽光発電所との補完性もあるために、自らの設備規模の3倍に相当する新エネルギーを消費・吸収することができ、四川省の電力供給能力を効果的に向上させ、電力網の配置を改善し、夏と冬の電力使用ピーク時の負担対応にも役立ちます。(提供/CRI

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