韓国人の4割超「政治的意見が異なる人とは食事したくない」―中国紙

韓国の世論調査で韓国人の4割超が政治的な意見が異なる人とは食事をしたくないと回答した。中国紙・環球時報が4日、韓国紙・朝鮮日報の報道を引用して伝えた。

記事によると、朝鮮日報が世論調査機関「Kスタットリサーチ」とともに行った韓国人1022人を対象に行った世論調査で、韓国人の4割超が「政治的意見が異なる人と一緒に食事したり酒を飲んだりしない」と答え、20代の約半数が「異なる政党を支持する人と結婚するのは難しい」と答えた。

韓国の与野党支持者では、政治的意見の異なる者と結婚することは「不快だ」と答えた人がそれぞれ44．5％、47．9％となった。男女別では、女性（50．2％）が男性（36．9％）より多かった。年代別では、20代の割合が49．3％と最も高く、70代は33．3％と最も低かった。

記事は、「一部の政治家が自党の利益のために韓国社会で政治的対立を煽り続けているとの見方もある」とし、回答者の3分の2が「韓国の政治的対立が社会を不安や危険にさらしている」と答えたことを説明。さらに回答者の40％以上が、「他の政党を支持する人は自分を不快だと感じている」と答えた一方で、故郷や年齢、経済的地位などの要因で他人に反感を抱くと答えた人は20％に満たなかったことを伝えている。（翻訳・編集/刀禰）