活気が戻っただけじゃない!さらに勢いづく中国消費市場―中国メディア

人民網日本語版    2023年1月8日(日) 18時0分

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2023年がスタートし、中国各地で新型コロナウイルス感染症対策が最適化されるのに伴って、消費市場が加速的に回復しつつある。

年越しでにぎわう繁華街の広場にはネオンサインがキラキラと輝き、人気のレストランの前には長い行列ができ、商業施設やスーパーは買い物を楽しむ人たちでごった返している。2023年がスタートし、中国各地で新型コロナウイルス感染症対策が最適化されるのに伴って、消費市場が加速的に回復しつつある。

■レストランの店内飲食が大盛況

「外で食事をしようとみんなで午前11時過ぎに出かけたら、すでに人であふれかえっていた。どの店も40分から1時間以上も並ばなくてはならない。人気店の中にはお昼の番号札を配るのをやめていて、午後4時まで待って夕食の分の番号札をもらうしかないところもあった」。北京市民の張さんは元日に伴う3連休(2022年12月31日-2023年1月2日)に外食した時の飲食店の盛況ぶりを振り返って、このように話した。

火鍋レストランの海底撈の関係責任者は、「元日3連休には各地の店舗の回転率が12月に比べ目に見えて回復した。大みそかの12月31日が最近のピークで、連休2日目の1月1日は前年同期並みだった。支店のうち、北京、上海杭州西安鄭州合肥深セン成都重慶広州、南京などのエリアの店が特に好調だった」と話す。

食品デリバリーを手がける美団のまとめたデータによれば、元日3連休の初日と2日目に、全国のレストランの店内飲食でのオンライン取引額は前の週の2倍以上になり、中でも江蘇省と浙江省の取引額が230%以上増加し、店内飲食消費が最も活発だったという。


■消費が回復し活況呈す

北京市商務局が2日に発表したデータによると、23年の元日3連休中、重点モニタリングの対象となっているデパート、スーパー、直営店、レストラン、ECといった業態の企業の売上高が35億3000万元(約670億7000万円)に達して、前年同期の83.8%まで回復した。市内の重点商業圏52カ所の人出は延べ1218万1000人に達した。

上海市商務委員会の発表したデータも同様に、元日連休期間のうち22年12月31日-23年1月1日に、上海のオフライン消費額が120億元(約2280億円)を超え、オンライン消費額は109億8000万元(約2086億2000万円)に達し、消費が徐々に回復する様子を伝えた。

中国労働関係学院文化観光政策研究センターの呉若山(ウー・ルオシャン)副センター長は、「『セレモニー感のある年越し』によって生まれた新しい消費ニーズは、オンラインのネットプラットフォームを通じて、豊富な質の高い供給とうまくマッチングし、消費者のいる場所での消費だけでなく、離れた場所での消費も牽引できる。各地方で消費促進政策が加速的に実施され、オンラインとオフラインのマーケティングツールが絶えず刷新されるのに伴って、2023年を通じて消費市場は回復傾向が続くだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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