報道によりますと、エチオピア北部ティグレ州の情勢は改善が続いており、水力発電、民間航空、電気通信などのインフラ機能と人道支援は徐々に再開し、和平合意の実行について進展が見られたということです。これについて、外交部の毛寧報道官は6日の定例記者会見で、「エチオピア連邦政府とティグレ人民解放戦線（TPLF）は和平合意の実行を積極的に促しており、ティグレ州の秩序は徐々に回復している。中国側はこれに心からの喜びと祝意を示したい」と述べました。

毛報道官は、「エチオピアの国内紛争について、中国側は一貫した立場を示している。エチオピア国民には、内部の意見の相違を自主的に解決する知恵と能力があると常に信じている。中国はエチオピアの主権と領土保全を一貫して尊重し、国の平和、団結、発展を実現しようとするエチオピア政府と国民の努力を支持する。同時に、アフリカ人がアフリカのやり方でアフリカの問題を解決することを支持し、アフリカ連合（AU）が問題解決の推進に積極的かつ建設的な役割を果たすことを支持する」と示しました。

毛報道官はさらに、「現在、エチオピア国内、特にティグレ州では住民の生活改善と再建の面において、依然として大きな課題が存在している」と指摘し、エチオピアへの人道支援を引き続き拡大し、再建と経済・社会の発展を支持するよう国際社会に呼びかけるとともに、中国側も国際社会と共に、今後も引き続きエチオピアの団結と安定、発展のために支持と援助を提供していく姿勢を示しました。（提供/CRI）