テスラ値下げに既存オーナーが反発、ディーラーに押しかけギフト品奪う乱行―中国

Record China    2023年1月9日(月) 18時20分

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8日、台湾ETtodayは、テスラが中国本土での大幅な値下げを行ったことで、既存オーナーらが販売店に押しかけて暴れるトラブルが発生したと報じた。写真はトラブルのあった四川省成都市のテスラ販売店。

2023年1月8日、台湾ETtodayは、米電気自動車大手テスラが中国本土での大幅な値下げを行ったことで、すでに購入していたオーナーらが販売店に押しかけてギフト品を奪うトラブルが発生したと報じた。

記事は、テスラの中国公式サイトの情報として、同社のモデル3の中国国内販売価格が2万〜3万6000元(約39万〜69万円)値下げして22万9900〜32万9900元(約440万〜640万円)に、モデルYが2万9000〜4万8000元(約56万〜92万円)値下げして25万9900〜35万9900元(約500万〜690万円)に改定されたと紹介した。

その上で、ネット上では「四川省成都市にある販売店で、これまでにテスラ車を購入したオーナーが押しかけ、購入者向けのギフト品やお菓子、水などを勝手に奪ったほか、車1台が破壊された。オーナーらは超高速充電や完全自動運転オプションの終身利用権など総額10万元分の補償提供を求めている」との情報が流れたとした。また、浙江省杭州市の施設と思われる場所で、多くの人が店内に押しかけて「カネを返せ」とシュプレヒコールを上げる様子もネット上で拡散したと伝えている。

一方で、騒ぎがあったとみられる成都市のテスラ店舗関係者が「すべてのオーナーに対し、いかなる補償、賠償案も示していない。オーナーらは夜になって続々と店を後にした」と語り、オーナーらの強引な要求に応じなかったことを明らかにしたとした。

また、騒動についてある弁護士が「メーカーの値下げに不満がある場合、問題解決の方法はいろいろ存在するが、今回のオーナーの行動はもはや権利を守るための行動ではなく騒擾であり、法的責任を負わなければならない」とオーナー側の非を指摘し、ネットユーザーからも「オーナーの行動は理解できない」といった声が聞かれたと紹介した。(翻訳・編集/川尻





※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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